その3



投稿者:K.S さん の勉強方法など


私が、国内・一般旅行業務取扱主任者試験を受けたのは、平成6・7年の時でした。
その時は業法改正前で、受験科目がそれぞれ4・8科目に細分されていましたが、
現在も内容そのものには変化がないようなので、その時点の区分けに沿って、
以下、書いていきます。

私は、この資格を独学で取得しました。しかも、取得したのは高校時代でした。
特に、強い目標があった訳でもありませんでしたが、旅行というテーマに興味もあ
り、
後々何らかの武器になる事があればと考え、受験へ至たりました。
結果から言うと、最初の年にW受験し、国内に合格、翌年一般に合格しました。

>業法・各種約款
先ず一通り何が書かれているのか、訳文や解説集を読み把握する。一部を除いて、
条文を丸々暗記する必要などはありません。そして例えば、旅行業の登録の範囲とか
登録の拒否理由、主任者の職務など、整理して覚えておくべき必須事項を暗記、
また特に約款に多い、何日前までにとか、旅程保証で何%、何歳以上何歳未満など、
数字にまつわるものを抑える。そして、業法第1条など解説書などでも重要視される
条文や過去に出題されている条文など幾つかを覚える。
この分野は、かなり高得点を狙えるところでもあるので、満点を狙うつもりで考えた
方が
いいかと思います。

>運賃・料金(国内・海外旅行実務の運賃料金部分)
JR運賃・料金、国際航空運賃は、間違い無く大変です。宿泊料金、国内航空運賃に関
しては、
出題パターンや内容量からして、特に別冊で参考書を購入して勉強する必要はないと
思いますが、
JRと国際航空に関しては、全く知識がない人であれば、それぞれ単独に編集された参
考書を
一冊決め、一から学ぶ事をお勧めします。また、国内航空に関しては、各種割引運賃
を
各社時刻表にて覚えておく必要があります。あとは過去問を実際に解けるかどうかだ
と
思います。JRなどは適当な旅程を作り、それに沿って自分で個人運賃や団体運賃等、
計算できるようであれば良いかと思います。

>出入国関係法令・実務(海外旅行実務の旅券申請・通関・検疫・為替等各法令の部
分と
                主要国等の出入国に必要な手続きに関する実務の
部分)
旅券にまつわる事や日本からの出入国に関する問いが多い事から、参考書にまとめら
れている
程度の内容量で間に合うかと思う。ただ、どの項目が出題されてもおかしくないくら
い重要な事項
が多いので、細かな数字や区分け等をしっかり覚える必要がある。
また、ある国のTIMが資料として出され、読み取られる出題があるので、その読み方
は
覚えておいた方が良い。

>政治・文化・地理(国内・海外旅行実務の主要国の観光の部分)
ここは、出題範囲がないに等しいところですから、満点を狙うにはかなりの努力が必
要になります。
ただ、そうでなければ出題される地理は、日本人が比較的多く旅行する場所などです
から
合格ラインには達することは可能かと考えられます。
私が利用したのは、JTBの「旅物語」という、各国全方面のパック旅行をまとめたパ
ンフです。
ここに掲載されている観光地、それにまつわる諸々の案内等を「旅に出たくなる地
図」(帝国書院)に
マークしたりして覚えて行きました。そのパンフに限らなくても写真付きであらゆる
観光地が
掲載されているので、パンフはいい参考書になるかと思います。そこで詳しく解説さ
れていない
観光施設などについては、「世界観光データバンク」(トラベルジャーナル)に類す
る資料で
把握して行きました。また、似た問題も繰り返し出題されているので、過去5年程度
の
問題は把握しておくといいかと思います。
国内も細かな問いは多くても、問題文の中にヒントがあることが多いので、有名どこ
ろの把握が
必要です。今は、JRで普通周遊券と言うオーダーメイド版の周遊券が無くなりました
が、それが
あったころ全国各地に周遊指定地というものがありました。その名残でJR時刻表索引
地図には、
周遊おすすめ地という名称で緑色に塗られた部分がありますが、それらに出てくる地
名、温泉地
等などを覚えておくのもいい手かも知れません。そして。それらの解説等は、別に
「全国観光
データバンク」(トラベルジャーナル)に類する資料で把握してください。

>旅行業実務・語学(国内・海外旅行実務の実務処理の能力に関する部分・英語の部
分)
海外は、ビザ無しで入国できる国とか、時差に関することなど、海外旅行で基本的に
必要とされる
知識は参考書にまとまっている程度でいいが、他に国際航空時刻表(OAG)、ヨーロッ
パとそれ以外
(日本は、新幹線と主要な特急列車が掲載されている)に分冊される鉄道時刻表トー
マスクック
を読めるようになる必要がある。特にOAGを読む際には、空港コードや航空会社コー
ドなどの
知識が必要となるので、あわせて覚える必要がある。ここでも旅行会社のパンフの旅
程に沿って
利用できるルートと時間など、実際に調べる事が出来るといい。
国内は、各種保険関係や災害・地震に関する心得等、参考書の程度の知識は必要。

語学、つまり英語に関しては、私も不得意な分野ですからアドバイスできるような事
はありませんが、
旅行実務に関する英語の参考書1冊、通読する程度の必要はあるかと思います。

参考資料:
「旅行試験の合格点」「一般旅行試験問題集」「国内旅行試験問題集」「一般旅行試
験の要点知識」
「国内旅行試験の要点知識」「国際航空運賃計算法」(以上、自由国民社)
「旅に出たくなる地図」(帝国書院)
「一般旅行主任者直前対策問題集合格のための厳選600問」(ほうしょう出版)
「ABC」(国際航空時刻表)(OAGと同類・今は無い)「トーマスクック」「TIM」
「JR時刻表」
其の他、旅行会社発行のパンフレット、航空会社発行の時刻表など。

以上、私が思い出しながら綴った、試験対策です。現在国内・海外とも3・4科目に
はなりましたが、
問題を見るに以前と変わりはないように思われます。逆に以前は一般では、国内地理
は出題されて
いなかったものが、出題されるなどといった変化はあるようですが。
この試験の合格ラインは、諸説あるようですが、私が思うに「かなり出来たな」と思
う程度の出来でないと
受からないような気がします。そうなるとやはり、7割程度の平均点は必要ではない
かと思います。
そうなると、点が取りやすい=範囲が定まっている科目、法令・約款・運賃・料金等
で満点を狙い、
地理や語学、実務等を補うといった手法が必要となってくるように思われます。
得意不得意は、個々に違うかと思いますが、全体的に満遍なくの勉強、プラス満点を
取れる科目を
特にの勉強が必要でしょう。

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