その2


一般旅行業務取扱主任者試験合格体験記 (平成11年度版)

              

ハンドル Teppei


 平成11年度の「一般旅行業務取扱主任者試験(4科目受験)」に合格しましたTeppeiです。
 
 旅行主任者の試験を終えて、僕の試験勉強の仕方や合格するためには何が必要かということを書かしていただきます。皆さんが試験勉強する上でほんの少しでも役に立てれば幸いです。
 
 一般主任者試験の勉強を進める上でこれは「絶対」ということは、「要領良く勉強する!」この1点につきます。試験範囲があまりにも膨大な分、半年以内で合格を目指そうとしている人は全範囲をカバーするのは物理的に無理な話です。極端な例でいうと「外国人登録法」や「難民認定法」をいくら頑張って覚えても点数はいつまでたっても向上しません。
 専門学校などに通っている方などはそんな事は「百も承知!」とおっしゃられるかもしれませんが、実際独学で進められてる方には意外とそういう方も多いと聞きます。

 僕の勉強法ですが独学は無理と感じ(僕の性格の問題です ^^;)、大学が開講してくれている講座に通いました。5月から始まったわけですが、10月まで無遅刻、無欠席で授業に参加しました。
 勉強のポイントについて各教科ごとにまとめてみます。
@「業法」 A「約款」
この2教科は僕の得意な分野でした。というのも勉強した分の成果がきっちりと点数に現れるからです。問題を解き、テキストを読み返す、そしてまた問題を解くその繰り返しです。「試験で満点を取ることも全然、不可能じゃない!」と僕は考えています。ただにむやみ暗記するのではなく過去問を研究して毎年出題されているところを中心に覚えていくのが点数アップへの1番の近道です。
B「国内実務」
この科目は毎年一番平均点が低い科目という噂があります。
運賃・料金は問題に関連性があるので料金計算上の細かいルールを理解していないと全く得点になりません。本屋さんで売っているJRの時刻表のピンクの部分を熟読して問題を解けばすんなり問題に入っていけると思います。
観光資源に注意すべきことは決して断片的な暗記ではいけないということです。それぞれを関連させて覚えることにより忘れてしまうことも少なくなるでしょう。
C「海外実務」
試験範囲も広く受験生に一番嫌われる科目です。ただ僕の場合、旅行業界に就職できたらこの勉強がいつか役に立つんだ!という強い信念をもって勉強していました。そう考えることによって勉強にも集中できたし、疑問に思うことも頑張って解決しようという意欲が沸いてきました。皆さんも旅行業界に就職したい、もしくは転職したいと考えられておられることと思いますのでそう考えると良いのではないでしょうか?
この科目は範囲が広いため得意分野や苦手分野も自然に出てきます。その辺をうまくコントロールして130点を目指してください。
 
 過去問は厳選された質の高い良問ばかりです。出題範囲や傾向を確かめるためにも最低5回はやっておきたいものです。

 次に今回の合格率についてですが、全科目受験者11.7%、2科目A(約款、海外実務受験)25.6%、2科目B(業法、約款受験)89.7%でした。ここ3年は4科目受験に関しては右肩下がりの難化傾向だといえます。
なぜ、2科目Aと2科目Bでこれだけの差があるのか? 答えはお分かりと思いますが、やはり海外実務は点が取りにくい科目なのです。2科目Aの受験者のほとんどの方が海外実務で苦戦を強いられた結果がこのパーセンテージの差につながっていると思います。
 
 受験者の誰もが気になる合格ラインについてですが、僕もこれには頭を悩まされました。
あらゆる本屋で立ち読みをした結果、上は平均80点、足きり70点から下は平均60点、足きり40点まで、様々な意見があり発表前はかなり神経質になりました。
というのも僕の自己採点の結果は「業法100、約款92、国内実務66、海外実務122 合計380」だったからです。つまり合計では76%程度は取れましたが、海外実務の足きりライン次第ではどっちにも転ぶ可能性があったわけです。
僕の友人は「業法100、約款72、国内実務66、海外実務104 合計342」で、残念ながら不合格といった結果でした。
 僕とその友人との結果を比べていえる事は、@足きりラインは60点である(海外実務からそれが分かる) A合格最低点は350点である(合計からそれがわかる)この二つ、もしくはそれぞれ、どちらかが基準になっているということです。
 ただ、受験者が多いほどこの基準点には信憑性がありますので「トラベルジャーナル」と「LEC」を参考にしてみますと共に合格最低点350点、足きり60%が目安になっています。
 あと補足ですが海外実務の各分野の中では足きり点は存在しないように思えます。僕の場合「海外観光資源」はチンプンカンプンで20問中7問しか正解を出すことができませんでした。つまり35%ということです。その結果合格しているということはいくら「国際航空運賃」が苦手な人でも、「語学」が苦手な人でも他の科目で確実に点を稼げば合計点をクリアーできるということです。

 実際、試験を受けてみるとやはり午後の「実務」では点が取れないものです。そうなってくると合格の鉄則として「いかに午前の業法、約款で貯金を稼いで、午後の実務では足きりを越えるか?」というのが挙げられます。午前の業法、約款では合計で最低でも160点、出来るなら180点を取りたいところです。
 僕が午後の実務の点数が伸びなかった理由を挙げるとするとやはり時間配分のミスでした。「語学」の残り4問を残したところでふと時計に目をやると残り時間は1分30秒。ただこの時間配分を体で覚えるには模擬テストでの訓練しか方法はないと思います。いままで何度も解いた問題(過去問など)を僕は時間を計ってやっていました。しかしこれでははやくできてしまうのも無理はありません。僕のような馬鹿げた失敗を皆さんはおこさないでください。

 配点についても僕の周りでも話題が絶えなかったので少し僕の考えをお話します。
@「業法」・・・・・確実に4点×25問 合計100点
A「約款」・・・・・確実に4点×25問 合計100点
B「国内実務」・・・観光資源1〜5まで2点×5問、6〜15まで3点×10問 合計40点分
          その他4点×15問で60点分  合計100点。
C「海外実務」・・・観光資源2点×20問で40点。その他各4点。 合計200点。
@、A、Cについては、さほど論議にはなりませんでしたが、問題はBです。
国内観光資源を各3点にすると45点分になりますし、各2点にすると30点分になります。
海外実務の各分野が40点ということが安易に予想ができるわけですから、国内の観光資源、JRの運賃・料金も同様に40点に配点するのが自然な考えのように僕は思います。
                               
 あと、注意すべきことはやはり日常のニュースや最新情報に目を向けるべきです。
今年度の場合、国内主任者では「瀬戸内しまなみ街道」、一般主任者では「検疫感染症」など、新名所や改正点がやはり出ています。先日も山形新幹線が「山形」から「新庄」まで伸ばされましたがその辺りも要チェックです。
 
 試験を受けるに当たって緊張される場合もあるでしょう。僕もある程度、緊張したのいですがその解決法は2つあります。
1つ目は「緊張していると自分で自覚できるほど、落ち着いている」と考えることです。本当に頭がパニックになってしまったときは緊張していることさえも自分で気づかないのではないでしょうか。
2つ目は「緊張していることはある程度勉強したからだ」と思うことです。合格と不合格との紙一重のところにいるから緊張するのです。全く自信の無い人は緊張なんてしません。試験さえも受けにこないでしょう。その点緊張する人は緊張しつつもちゃんと試験を受けに来ている訳です。勉強してきたことに対して自信を持つことが大切です。

 僕のような旅行業務の経験もないただの大学生が長々と偉そうに考えてることを書いてきましたが、皆さんのお役に少しでも立てたでしょうか? 時間の使い方は「長さ」ではなく「深さ」が大切です。こんな僕でも合格できたのですから一般主任者試験なんて努力次第では本当になんとでもなります。皆さんの合格を本当に本当に心からお祈りしています

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