効率のよい勉強のしかた


(4科目受験対応:計360点モデル、実務の足切り5割5分の場合)

前回、合格にあたり、必ずしも全ての試験範囲を網羅する必要ないことを
述べましたが、具体的にどのような割り振り方が効果的か、綴ってみたい
と思います。勉強手順などにご参考下さい。
もちろん、期間に余裕があればできる限り手を抜く分野を減らしたほうが
合格可能性が高まるのは確かですので、あくまでひとつの指標ということで。

●パターン1 法令・約款重点型

これは全科目受験者の定番とも言える、代表的な戦略です。
得点力をつけやすい、法令・約款で一気に稼ぎ、実務では
足切りをクリアする程度で極力済むようにさじ加減しようというもの。
法律関係文書に慣れることができれば、最も労力が少なく合格点を
目指せます。

・法令・約款は9割を

元々法令・約款ともに受験者の平均点が高い科目であるため、稼ぐ意味では
9割程度は得点が必要となります。9割というと途方もなく思えるかも
しれませんが、基礎を押さえていれば恐れることはありません。満点近い
点数を叩き出す方も例年多くいらっしゃいます。
ただ、このレベルの得点を稼ぐためには過去問を解くだけでは不十分で、
関係法令・約款原文やサブテキストも使い、意味をきちんと把握しておく
必要があります。その上で多数の問題集にあたり、引っ掛け問題が出ても
対応できるよう、訓練しておけば努力はそう遠くなく実ります。


・国内実務、特にJRは最小限の勉強に押さえる(60点目標)

国内実務のメインはなんと言ってもJR。最小限とは言っても、
時刻表のピンクのページ記載事項は網羅しておく必要がありますので、
頑張って理解して下さい。実際は時刻表記載以上の問題も出題されますが、
捨てて構いません。むしろ、覚えていれば即答できる問題を中心に
勉強していれば良いかと思います。
「JRは6割取れれば上々」くらいで十分です。
そのぶん、その他の宿泊・国内航空・観光地理は7割程度は得点する必要が
ありますが、JRに比べれば勉強した分だけ点数に響きますので、対策も
しやすいように思います。

・海外実務、得意分野を作って伸ばそう(120点目標)
海外実務は出題範囲も多岐にわたり、
国際航空運賃・資料読み取り・出入国法令・海外観光地理・英語
とあります。
効率よく足切りはクリアするためには、このうち3つほど得意分野を
見つけ8割程度できるようにしておくのが良いでしょう。
確実性があれば、極端な話、あとは思い切って捨てても
何とかなってしまいそうです。


●パターン2 海外実務重点型

海外実務の配点は200点と高いので、この科目を武器にすることも
可能です。法律は苦手・・・という方は、こちらのほうが得点しやすい
場合も多いでしょう。

・法令、約款は7割を
前述の通り、この科目は得点しやすく、過去問中心の学習でも7割
取ることは可能です。苦手な方なら時間はかかるかもしれませんが、
恐れるに足らずでしょう。

・国内実務は6割
これは、パターン1と同様。あくまでJRは基本を攻め、他の
分野でカバーします。

・そして、海外実務は8割に
最後に一気に稼ぎます。8割を目指すのであれば、
国際航空運賃・資料読み取り・出入国法令・海外観光地理・英語
共に手は抜けなくなりますが、海外観光地理以外は対策も立てやすく、
知識と共に即答力を養うことも重要です。ボリュームがありますので。
これについては、練習問題を解きまくるしかないでしょう。
強いて言えば、手を抜けるのは海外観光地理あたりでしょうか。
試験範囲が広く、高得点を目指すには労力を要するため、他の分野で
カバーできれば可能かと思われます。

●パターン3 バランス型

勉強をはじめるにあたり、まずはじめに思い浮かべる人が多いであろう、
このバランス型。と、言っても全部7割でないところがミソです。
こちらはご参考まで。ひととおり学習された方などはこういったパターン
になる方も多いようです。
ただ、個人的には得意分野を作っておいたほうが強みにはなるように
思います。

・法令   8割5分
・約款   8割
・国内実務 6割5分
・海外実務 6割5分


と、こんな感じて書いてみましたが、いかがでしょうか。
他にも、皆さん独自の攻略パターンがあれば、ご披露いただけると
嬉しいです。
ちなみに、個人的には「国内実務で稼ぐ」のはお勧めしませんが、
JR旅客営業制度に元々精通している方であれば、実行可能かも
しれません。実際は、知識があっても時間が足りなくなってしまう
場合も多いですが・・・


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